どーんと鹿児島 2025年4月10日 キラッと光る★食の情熱人
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00:00イタリアの名産品が集まるサイジで販売されているこの商品
00:16パネットーネです
00:19この名前を聞いたことは
00:22見た目はドーム状に膨らんだパンのよう
00:43一見硬そうにも見えますがふわふわと柔らかい
00:50そのお味は
00:51パネットーネはクリスマスの時期に食べられるイタリアの伝統菓子
01:08その歴史は古く中世のミラノが発祥と言われています
01:15日本ではまだ馴染みの薄いこのパネットーネに魅了された職人が
01:20鹿児島市にいます
01:21自分が感じたこの感動というか衝撃をなるべく多くの人に感じてもらえるきっかけになればいいな
01:31鹿児島市でベーカリーを営む上原力さん
01:35去年本場イタリアで開催されたパネットーネの世界大会に挑みました
01:42今夜のドンカゴは職に情熱を傾ける人たちに注目
01:49チーズの職人
01:51スパイスで料理に彩りを与えるフードコーディネーター
01:56海外を旅した料理人
01:5984歳の和菓子職人まで
02:03今情熱を持ち鹿児島の職に携わる人
02:09こだわりの一品を紹介します
02:11鹿児島市の住宅街
02:37ここで10年前からベーカリーを営む上原力さん
02:46店内には県内産の小麦や食材を使った60種類以上のパンが並びます
02:53上原さんがイタリアの伝統菓子パネットーネに出会ったのは今から4年前のこと
03:02この美味しさを多くの人に知ってほしい
03:18そう思い立ちパネットーネ作りを始めた上原さん
03:23海外から取り寄せた本などの情報を頼りに
03:29手探りで作り始めたものの
03:31最初は失敗の連続だったといいます
03:34実はパネットーネは世界一作るのが難しいとも言われています
03:59その理由は天然酵母を使う製法にあります
04:05一般的なパンは発酵力が安定するイースト菌を使い膨らませます
04:12しかしパネットーネには発酵力が弱い天然酵母を使うため
04:18生地が膨らむまで時間がかかってしまうというのです
04:22上原さんのパネットーネ作りでも生地の発酵に2日
04:28そこに材料を加え焼く工程に入るのは3日目
04:35焼き上がった後は重さでしぼんでしまわないようにひっくり返し
04:42さらに一晩寝かせる
04:45店頭に並ぶのは実に作り始めてから4日目です
04:50最初はドキドキで今日は大丈夫かなという感じだったんですけど
04:56今は自信を持って作れています
05:01独自の作り方を確立するまでおよそ1年
05:07上原さんはある挑戦もスタートさせていました
05:12それはコンテストへの出品
05:16去年2月にパネットーネ作りの日本代表を決める選考会に出場
05:24チョコレート部門でイタリアで行われる世界大会に出場する権利を手にしました
05:31この日世界大会を前に上原さんの元にやってきたのは
05:41東京のベーカリーで働く藤原さんと
05:44台湾でベーカリーを営む陳さん
05:482人は修行時代に苦楽を共にした仲間です
05:57上原さんが作るパネットーネの評判を聞きつけ
06:02鹿児島までやってきました
06:04もちろんパネットーネをやっているお店が多いのはきっと東京なんですけど
06:10こんなに輝けるのが地方でもあるっていうのは
06:14やっぱりすごいことですよね
06:17陳さんはパン作りの世界大会で優勝経験もある凄腕の職人
06:26今後自分の店でもパネットーネを出したいと考えています
06:56上原さんはこうした同業者との情報交換や何気ない会話から
07:08パネットーネ作りの新たなヒントが生まれるといいます
07:26イタリアで開催される世界大会に向け
07:32連日深夜まで厨房に立つ上原さん
07:35仲間たちの意見を聞きレシピにさらなる改良を加えていました
07:41まずは水
07:46陳さんからのアドバイスでこれまでとは違う軟水に変えました
07:51またバターをイタリア産のものに変更
07:57よりクリーミーな味わいになるのだといいます
08:01塩は鹿児島産
08:04バニラシュガーは香りがより引き立つように作り方を変更しました
08:10世界大会が迫ったこの日
08:36上原さんはある人を訪ねました
08:38パネットーネを作り始めた時から相談してきた仲間です
08:45これが最終形態に近いので感想をまた聞いてみたいなと思います
08:52率直な
08:55いいですね味はもうすごいおいしい
09:01研ぎ澄まされたというか進化したなと
09:04口どけもいいし
09:05香りがいいあとは切った時の
09:08チョコのフルーティーさも出てるから
09:10フルーテ入ってないけど酸味もあるし
09:12やっぱりチョコレートのことをすごい好きで
09:19詳しくていっぱいいろいろ食べてるので
09:23率直な意見を聞いてみたかった
09:26安心しました
09:28パネットーネ作りの謎解きに
09:35全力で挑んできた上原さん
09:37去年11月にイタリアで開催される世界大会に向け出発しました
09:43現地のラボを借りて作ったパネットーネ
09:49その結果は
09:533位以内には入らなかったんですけど
09:58まあでも慣れない環境では
10:03にしてはよくできたかなと
10:08チョコレート部門には9カ国から18人が出場
10:14残念ながら表彰台に立つことは叶いませんでした
10:18しかし上原さん
10:21明るい表情を見せてくれました
10:24今まで正解もわからずやってた部分もあるというか
10:30自分の中でおいしいかなっていう方向だったんですけど
10:35それが定まったというか
10:37世界のレベルを知り
10:40目指すべき道のりが見えたという上原さん
10:44目指すは本場の人もうなるパネットーネ
10:59その進化が楽しみです
11:03春の陽気の中で開催されたマルシェ
11:12特産品や工芸品が並ぶ中
11:15多くの人が立ち寄るブースがありました
11:19ミルクの旨味を感じるフレッシュなチーズ
11:29この後はゼロから始め
11:38わずか3年で世界から評価を受けるチーズを作り出した
11:42本土最南端のチーズ工房
11:45同じ原料から本当に様々なバリエーションができていくというのが
11:51すごく面白いなと思って
11:53農業と畜産が盛んなカノヤ市
12:06この地にチーズ工房
12:10コトブキチーズがあります
12:13影山純平さん
12:18元料理人のチーズ職人です
12:23牛乳によっても違ったりするので
12:26なるべく大型掛けても美味しい食べ物
12:30100目指すけどそのうち90
12:32今日は90だったとか
12:34点数つけるとしたらですね
12:36コトブキチーズを経営するコトブキ商会は
12:42鹿児島県でナンバーワンのシェアを誇る飼料会社です
12:46畜産を支える中
12:492017年に乗り出したのが
12:51地元の牛乳を使ったチーズ作り
12:55自分たちは餌会社なんで
13:00お客さんと販売していくんですけど
13:03やっぱり楽農家さん
13:04そういうところにも販売しながら
13:06自分たちでチーズを作っちゃおうと
13:08それを本当に急にスタートしたというのも
13:11実際あります
13:12その時チーズ作りを任せられたのが
13:16料理人の影山さんでした
13:18料理作っている時から
13:23チーズはもちろん使っていることも多かったので
13:27それを一から作るっていうのは
13:30なんか面白そうだなっていう単純に
13:34未経験からのスタート
13:37影山さんは国内外のチーズ工房をめぐり
13:42製法を一から学びました
13:44チーズの要は原料となる生乳
13:50コトブキチーズが手掛けるカヌヤチーズは
13:55ホルスタイン酒とジャージー牛を使用しています
13:58ジャージー牛の生乳は
14:02日本の乳牛の99%を占めるホルスタイン酒に比べて
14:07乳脂肪分がより高く
14:09濃厚でコクのある味わいが特徴
14:12そこで自社でジャージー牛を購入し
14:17地元の楽農家に飼育を委託
14:20餌には栄養バランスなど
14:23牛の健康を考えた自社の混合飼料を与えたそうです
14:29農家さんよりイエーシュ合分が高いので
14:32よりチーズ向きなどと
14:34本当においしい魅力です
14:38最初に取り組んだのはフレッシュチーズ
14:44熟成させずミルクの旨味をダイレクトに感じられるチーズです
14:50鹿児島市のカフェ
14:53こちらでは5年前からコトブキチーズを提供しています
14:58ちゃんと牛乳の味がして
15:01すごくピュアな感じがあって
15:04やっぱり鹿野屋から鹿児島に行って
15:06すごく一番フレッシュな状態で届けていただけるじゃないですか
15:09本当においしいなと思っています
15:142018年国内最高峰のチーズコンテスト
15:17ジャパンチーズアワードに出品すると
15:20フレッシュ部門で見事入賞を果たしました
15:23そして影山さんは次のステップへ
15:35フレッシュタイプより難度が高い熟成チーズ
15:40熟成期間はおよそ1ヶ月
15:44繊細な品質管理が求められます
15:48熟成チーズは高温多湿の鹿児島では
16:07管理が難しいと言われています
16:09そういう中で日々チーズと向き合い完成したのが
16:14鹿野屋ホワイト熟成白カビチーズ
16:18白カビで熟成された内部は
16:21塩気とミルクの旨味を感じる優しい味わいのチーズ
16:26ジャパンチーズアワードに出品すると
16:30ソフト白カビ部門で最優秀賞を受賞
16:33わずか3年で手にした日本一の称号でした
16:38驚きのスピードで急成長を遂げた
16:51コトブキチーズ
16:52その理由の一つは
16:55影山さんが元料理人だったことです
16:58影山さんは新たな食材とのコラボレーションも進めていました
17:28鹿児島県渋瀬市にあるいちご農園
17:33ノーライフいちご村
17:35こちらで栽培されているのは
17:39渋瀬発祥の淡いピンクのいちご
17:42あわゆき
17:43このいちごをチーズと融合させたのです
17:48あわゆきを使っていただいたのは
17:52やっぱりチーズの白と優しいあわゆきの色で
17:55あわゆきっていうイメージを優しい感じですね
17:59全国に発信できるっていうのはすごくいいことだなとも思いますし
18:04いろんな食材でいろいろ作られているので
18:08もっともっとまた広がればいいなってすごい思います
18:11チーズを通じて地産の食材をつなぐ
18:16マイペースで進化を続けることぶきチーズ
18:20そこには影山さんの熱い思いがありました
18:25カノヤっていうのは本当に食材っていうのはすごく豊富で
18:29まだまだ外に知られてないようなものとか
18:32美味しいものってあると思うので
18:34こういうのもうまく活用しながら
18:37カノヤらしいチーズっていうのもまた作っていきたい
18:40っていう思いがあります
18:42大墨半島にはまだまだこだわりを持った情熱人がいる
18:49続いては地域をつなぐ 惣菜とスパイス
18:54今回大墨エリアのリポーターとして登場してもらうのは
19:01MBCのテレビ・ラジオで情報を発信している
19:05勝手に大墨広報大使の宮内有沙さん
19:11今注目のスポットに案内してもらいました
19:14まずご紹介したいのがこちらのお店です
19:18惣菜とスパイス 添えるココです
19:224年前に取材をさせてもらいました
19:25東串良町の宝永商店街に
19:32惣菜とスパイスのお店としてオープンした
19:35添えるココ
19:40現在は古民家を改装して
19:42隣にカフェ フォルミフォルマが併設されています
19:46今回宮内さんに紹介してもらうのは
19:52ここを切り盛りする福本由紀子さん
19:55大墨を中心に活動しているフードコーディネーターです
19:59この日はちょうど注文のあった
20:03お弁当の仕込み中でした
20:05色鮮やかなお弁当です
20:13ソイルココさんってすごいお弁当丁寧で
20:21すごい飾り付け綺麗なんですよ
20:23女性にすごい人気でヘルシーな感じがして
20:26とてもいつもありがたいです
20:28店内すごくおしゃれで
20:31たくさんの方に愛されているお店なんですけども
20:33実はこのお店ができる前から
20:36取り組んでいらっしゃったものというのが
20:38こちらにあるんですよね
20:40ミックススパイスですね
20:44福本さんが考案した4種類のオリジナルのスパイス
20:49肉や魚の下味にできるものから
20:52ハーブをブレンドした洋風七味唐辛子
20:56カレーや和風の煮物の風味付けに役立つスパイスまで
21:01どれも料理の幅を広げてくれるものになっています
21:06作ったきっかけは?
21:08最初このお店をする前に
21:11カノヤ市の北田サルカさんというところで
21:14お場所をお借りして
21:15お料理教室を開催していたんですけれども
21:17そこで出会ったお母さんたちの
21:19悩みとかお話を聞いたことがきっかけで
21:24福本さんはカノヤ市出身
21:26就職したホテルで食品の仕入れ業務を経験したことで
21:30鹿児島の食材を使った商品開発に興味を持ったといいます
21:35フードコーディネーターや
21:37出汁ソムリエの資格を取り
21:39始めたのは親子料理教室
21:43料理教室に来てくれるお母さんたちが持つ
21:46様々な悩み
21:48その一つが
21:50変わり映えしないという料理のレパートリーだったといいます
21:554つのスパイスはこれを解決してほしいと考えて作ったものでした
22:02ただパラパラと食材にかけるだけとか混ぜるだけで簡単に使っていただけるように
22:09いつもの味にちょっと変化がつけられるようにっていうのを目指して作りました
22:14福本さん私気づいちゃいました
22:17奥に1、2、3、4、5がありますね
22:22これは5番目に作った粒マスタードになります
22:29さらに福本さん5番目のスパイスを作っていました
22:34大きな粒が目を引く保存料を使っていない手作りマスタード
22:41同じ東くしら町にある山中醤油さんのお酢とお醤油と
22:46あとはみりんとかしまざらめとかを使ってマリネしたものに
22:53マスタードシードというスパイスを使い簡単に作れるマスタード
22:58福本さんはこれに地元の食材を加え少し和風にアレンジしました
23:04お店に来る人たちの声で商品化された5番目のスパイスです
23:10最初はお母さんたちのお声でこの粒マスタードができたのはお客様のお声って
23:17地域の皆さんとかいらっしゃる皆さんすごく大事にされてるんだなっていうのを感じます
23:22皆さん優しい方ばっかり周りに恵まれています
23:29この日福本さんは隣町の大崎町にいました
23:36福本さんが使う野菜の一部はトモタカファームから仕入れています
23:53生産者と消費者の距離が近く新鮮な食材が手に入ることはこの土地の強み
24:00生産者と消費者の距離が近く新鮮な食材が手に入ることはこの土地の強み
24:07畑を訪ねたり顔を合わせることで学ぶことも多いのだといいます
24:14生産者と消費者の距離が近く新鮮な食材が手に入ることはこの土地の強み
24:21畑を訪ねたり顔を合わせることで学ぶことも多いのだといいます
24:29生まれ育った大隅の生産者と消費者を食でついて
24:59つなぐそこに情熱をかけているのが福本さんです
25:04お家でこんだけいっぱい作るって大変じゃないですか
25:12でもお腹いっぱい食べてもダイヤ感はヘルシーだからっていうのを目指しています
25:20心がけているのは彩り
25:25メニューには商品開発したスパイスも使われます
25:30トマト煮込みの豆腐ハンバーグのプレートです
25:40すごい色鮮やかで見た目も華やかですね
25:43そしてこちらが所々に使用している5番目のスパイス粒マスタードになります
25:50この距離でも酸味の香りただ酸味だけじゃなくて甘さ
26:01どういう風に食べられるのか実際いただいてみたいと思います
26:07まずはトモタカファームのお野菜に粒マスタードが乗せられた前菜
26:12たっぷり乗せていただきます
26:16おー聞こえますかこのプチプチ
26:21マスタードっていうとすごく辛いのかなと思うんですけど
26:26辛さよりは食感とうまみおいしい
26:31ドレッシング代わりにもなるんだなっていう感じがしますね
26:34この粒マスタード
26:37実はメインプレートの副菜にも少しずつ使われていました
26:42揚げ物だったり焼いたお肉にかけたりポテトサラダに乗せたりとか
26:47じゃあ何でも合っちゃうってことですね
26:51はい
26:51まさにその最初におっしゃってた時短といいますか
26:55普段のお料理がもっと楽しくなるようなアイテムってことですね
26:58そうですねそうなったら嬉しいなと思います
27:01続いては異色の経歴を持つ旅する料理人
27:11どんな料理へのこだわりが
27:13リポーターの宮内さんと待ち合わせたのは
27:20神谷市役所近くの一軒の小さなお店
27:24こんばんは
27:26こちらがお店のオーナーで料理人の中川純さんです
27:33実はちょっと変わった経歴をお持ちの和食の料理人なんですよ
27:38変わった経歴とは
27:41はい昨年3月まで南極地域観測隊で南極に赴任しておりました
27:45中川さんは兵庫県出身の41歳
27:503年前に長年の夢だった南極への切符を手にしました
27:56第64次南極地域観測隊の調理担当として
28:08昭和基地で働けることになったのです
28:11現地では私はエット隊28人で1年間生活をするということがあって
28:19その28人分のご飯を1日3食
28:23もう1人の調理の方と交代で作るというのが仕事でした
28:26こことでもやっぱり違うのは
28:28今結構冷凍技術がすごい進歩していて
28:31いろんな食材を持っていけるというのはあるんですけど
28:34食感の部分がなくなるということが多かったですね
28:37噛んだ時にポリポリする食感とかがないので
28:40何で代用しようかというのを考えるのが
28:43結構難しかったなというふうに思っています
28:45隊員たちの1年分の料理の大部分は
28:50持ち込んだ冷凍食材で賄います
28:53限られた環境での調理は
28:56ある意味料理人の腕の見せどころだったそうです
28:59やっぱりみんなに楽しんでもらえるような
29:03ご飯を作りたいなというのはよく思っていました
29:05どうしても楽しみが少なくなるんですね
29:07行ける行動範囲も限られるという中での
29:121年間の生活になるので
29:13みんなやっぱり自然と
29:14今日のお昼ご飯なんだろう
29:16今日の夕食なんだろうって
29:17結構みんな楽しみにしてくれるので
29:19それに応えれるように
29:20ちょっとこういうのを作ったら面白いかな
29:22こんなの食べたことないねっていうのをですね
29:25やっぱりちょっと心がけるにはしてました
29:26限られた環境の中での食を
29:30どのようにクリエイトして
29:32隊員たちに楽しんでもらうか
29:34この経験は今のお店でも
29:39活かされているようです
29:40一番すごいと思うのは
29:43僕らはそうやって来てるけども
29:46それで素材は一緒だけど
29:49出し方は全部変えている
29:51同じものを出さないんですよ
29:54で
29:55カラーで買って来てるけども
29:58かぶったか
29:58それはすごい
30:00常連さんもお墨付きの料理のレパートリー
30:06その発想力は和食料理人として世界を飛び回ってきた
30:11異色の経験で培われてきたものでした
30:13国内で普通に調理の専門学校に通った後に
30:19調理師協会みたいなところに入りまして
30:21和食旅館で約4年半ほど修行時代がありました
30:25それが終わった後に
30:26青年海外協力隊でバングラディシュという国に
30:30合計2年10ヶ月
30:31それが終わった後に
30:33約2年ほどブラジルにある
30:35マナウスというところの町の
30:38工程料理人として勤務しておりました
30:40アマゾン川が流れるブラジル北部のマナウスで
30:46総領事工程料理人として赴任する際
30:49言われたのが
30:50一番最初に総領事に言われたのが
30:53まずピラニアを食べれるようにしてくださいっていう
30:55試行錯誤はしましたけど
30:57とりあえずOKをもらえたので
30:59結構喜んでもらいました
31:00料理人としてその土地で何ができるのか
31:05やり抜いてきたからこそ身についた
31:08腕とアイデアが中川さんにはあります
31:11大隅半島全域で採れた新鮮な魚が並ぶ
31:25鹿屋市の魚市場
31:27中川さん
31:29競りを前に和食には欠かせない
31:32魚の品定めをしていきます
31:35そうですね
31:37お椀と焼き物で使える魚を探してます
31:40明日から天気崩れそうなんで
31:43ちょっと今日多めに買っておこうかなと
31:45この日はたくさんの魚介類が並べられていました
31:50こんなのとか初めて見ました
31:52ブリの子
31:53なんか来るといろんなものがあったりするんで
31:56それ見てからよくこんなで考えます
31:586年6年みたい
32:00なかなかほら
32:02こっちじゃね作らないなのもこう作られるんで
32:05海外の経験もほら
32:07あやっからですよ
32:08素材の使い方をよく分かっていらっしゃるんでですね
32:11世界を旅した中川さん
32:14今料理人としてこだわっているのは
32:18結構海外にいる頃って
32:20そんなに日本と比べて食材がいいわけじゃなかったので
32:24ちゃんと味付けを
32:25濃い味付けをするとかですね
32:26匂いを消したりとか
32:27そういうところもあったんですけど
32:29やっぱり大炭飯と食材がいいので
32:31できるだけその素材の良さを生かすように
32:33ちょっと丁寧に仕込みをして
32:35余分なものを取り除いて
32:37ご飯を出すということを心がけてます
32:39その土地にあったベストな料理を提供してきた中川さん
32:46鹿児島のお店で出しているものを作ってもらいました
32:50季節の料理コースは月に一度変更され
32:57同じ月に来店すると別混だてで提供してくれます
33:02特別な日に食べたい季節感あふれる料理です
33:07ありがとうございます
33:15うちのおろさんの天然のアワビが入ったので
33:19アワビの柔らかになります
33:21びっくり私も大津の半島住んで10年ですけど
33:25全然知らなかったです
33:26天然のものをいただきます
33:30美味しそう
33:31お出汁効いてますね
33:41アワビもプリプリ
33:44一個一個ですねやっぱり食材も別々に調理して
33:47それを最後合わせるという風にしております
33:49次は何だろうな
33:51なんかこのカウンターにいるとワクワクしますよね
33:54簡単いいですよね作るところも見れるし
33:56失礼します
34:03はい
34:03開けてみます
34:05オープン
34:06きれい
34:08本日シロアマダイのお椀で牛お仕立てとなっております
34:12牛お仕立て
34:14頭とか骨で出汁をとって
34:16そこにちょっとだけ薄口醤油を入れて
34:18味付けしたものになってます
34:19うわー
34:21美味しそう
34:22口に入れる前から幸せだった
34:33うわっ
34:35旨味抜群ですね
34:37ありがとうございます
34:38出汁取るのに3時間ぐらいですね
34:40ボコボコボコボコとじっくりと出汁取ってですね
34:43白アマダイ旨味を十分に出したお出汁を使ってます
34:48美味しい
34:49焼き物ですね
34:52目の前でね見れるっていうのもやっぱりいいですよね
34:59拭きの刀を刻んでそれを炒めてですね
35:02自家製の卵を練り込んだ味噌と混ぜたものを乗せて焼き上げたものになってます
35:07なんかこの写真を見るだけでちょっと幸せが続く気がしますね
35:18これお魚を焼くときのこだわりって何ですか?
35:22そうですね生っぽい食感を若干残すぐらいで火を入れてます
35:24本当にちょっと周りカリッとしてるところと中のふんわりしてるところと両方の食感楽しめますし
35:37上のお味噌
35:39これすっごく美味しい
35:41ありがとうございます
35:42拭きの刀って私なんか苦いイメージがあったんですよ
35:46そんなこと全くなくて魚の旨味をより引き出してくれるような感じがします
35:51やっぱりその食材に対する考えみたいなのって変わりました?
35:56どう生かしたらいいのかなっていうのは考えるようになりました
35:59ストライクゾーンをちょっとしぼめた感はあります
36:02なんかちょっとギリギリを狙おうかなとか
36:04火が入る入らない入りすぎないっていうところを狙って料理するようになったかなっていうふうに思います
36:10いろんな経験して最終的にやっぱり料理人として元に戻ったっていうところですからね
36:14南極から帰国して1年
36:18中川さんが鹿児島の食材をどのようにアレンジしていくのか
36:23目が離せません
36:25甘い
36:27この後は昭和の菓子職人が作るこだわりの和菓子
36:34創業59年を迎える鹿児島市の菓子の平田
36:53店内を見渡すと並んでいるのは
36:56どら焼きだけ
36:58あんは3種類
37:01小豆にうぐいすあん
37:04白あん
37:05実はこのお菓子
37:07遠くから買いに来る人も多い人気商品です
37:11お客さんが喜ぶ顔が一番
37:24だから美味しかったと打ちてきてもらえることが一番
37:29作るのは菓子職人の平田照明さん
37:3584歳
37:37上菓子を作る時はひと品として作ってたんですけどね
37:45だからその中で家内がほら病気をしたもんだから
37:50一人になった時どうしようって考えたのがこの
37:55あのどら焼きだったんですよ
37:58どら焼きのあんの種類を増やすことを提案してくれた
38:11妻勝子さん
38:13創業当時から一緒に店を切り盛りしてきました
38:17ここにいて店番をして手伝ってくれてたんだけど
38:24頼りになるいろんな知恵をくれる人でしたから
38:30お父さんあげにしたらいいんじゃない
38:32恋したらいいんじゃないって言って
38:33あの奥さんだったから店を持ってたんじゃないかな
38:38という思いがします
38:40今になって
38:41その勝子さんは8年前に亡くなりました
38:47今は何もかも一人で店を切り盛りする平田さんです
38:54お菓子を作る数を減らし
38:58一つだけ毎日作り続けている商品
39:01それが3種類のあんが売りのどら焼きです
39:06これ昔の測りだから
39:15一生に焼酎時代の測り
39:18100名200名
39:19広に本当はみんな直してるんだけど
39:22僕はもうめんどくさかったから
39:24測りが2つあったから
39:27もう直してないんですけどね
39:29有水町で幼少期を過ごした平田さん
39:34中学卒業後鹿児島市内の菓子店に弟子入りし
39:39職人としての修行を積んでいきます
39:41妻勝子さんとはここで出会いました
39:452人で独立したのは1966年
39:51昭和41年
39:52ショーケースにはたくさんの種類の洋菓子和菓子が並べられています
39:59創業を間もなく60年
40:07菓子の平田は長年の菓子業界での功績が認められ
40:13たくさんの賞も受賞してきました
40:152つですね
40:22とりあえず3食1つずつください
40:283食ないね
40:29もうこれしかなかった
40:32そうなんだ
40:333種類のあんは食べ比べできると
40:53さらにどら焼きのファンを増やしました
40:551日に作れる量は限られているため
41:00売り切れてしまうこともあるそうです
41:03種類は少なくなっても
41:07職人平田さんが作るお菓子は人気です
41:11今みんな機械ですからね
41:14こんなにして手で焼く人はいないから
41:18手作りでいいんですよね
41:20救い慣れた生地の量
41:23鉄板への落とし方
41:28こんがりと表面を焼くタイミング
41:36どれも長年の経験から身についた手さばきです
41:42平田の味を出さないと
41:45あの砂糖の入れ具合がですね
41:48そういうとほら鹿児島の人は
41:53甘糖なんですよ
41:54うむいすあんに
41:57白あん
41:59そして小豆
42:033種類のあんは包むのではなく
42:12川の合間から見えるように
42:14サンドしていきます
42:15ここで平田さん
42:19あるものを取り出しました
42:21実は菓子の平田のどら焼きには
42:35焼き印を打つことができます
42:37近くの小学校などからは
42:41バザーなどの販売用やお土産用として
42:45こちらは地域の消防団の皆さんに人気のバージョン
42:49卒業入学式が多いこの時期は
42:56祝の刻印を打った
42:58どら焼きの特別注文が入るのだそうです
43:013月下旬
43:23平田さんは宿員のどら焼きを持って配達に出かけました
43:28独立して58年
43:32ずっとお菓子の注文をしてくれている幼稚園です
43:36お願いします
43:40ありがとうございます
43:42ありがとうございます
43:43いただきます
43:45ここを卒園された子たちの中学進学祝いのお菓子で使わせていただきます
43:53平田さんの作るお菓子は思い出の味
44:17今年の春も無事に配達が終わりました
44:23あっという間に間もなく創業60年
44:35塩鳥が三つを吸いに来ようとな
44:39桜のな
44:40若い時は一つ作るのに競争して作ってましたけど
44:51それは若い時の意気込みで
44:55今はもう丁寧に一口一口ののに
44:58愛情を込めて作っていくというようなことですね
45:03早いですよもう一年がね
45:07昭和、平成、令和と時代は変わっても
45:13お菓子作りへの情熱は変わりません
45:16菓子職人平田さんは
45:20今日もどら焼き作りに励みます