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00:00米の価格高騰が止まりません 去年の倍以上に
00:05そうするとこんな時こそお米をもっとたくさん作ってほしいと思われるかもしれませんが その米を作る農家
00:13なんと廃業数去年過去最多になっていたんですね そう簡単には解決することができない課題が3席
00:21日本の米事情に関してプレゼンです
00:24昨日農林水産省が発表した全国のスーパーで販売された 米5キロの平均価格は4233円
00:3617週連続の値上がりとなり過去最高値を更新しました 備蓄米が放出されているにもかかわらず
00:46値上がり幅も先週に比べ12円と大きくなっています
00:51米をもっと生産して国内の流通量を増やせば 値上がりも収まると考えられますが
00:59そう簡単にはいきません
01:01東京商工リサーチが4日発表したのが 米農家の倒産や旧廃業の件数です
01:11統計を始めた2013年から右肩上がりで 去年1年間では過去最多の89件となりました
01:20米を作ってくれる農家の廃業が増えている現実 実際に農家を取材するとそこにはさまざまな苦労が
01:32何もかもこうとしてるんですけど その中でも機械が2割増しぐらいの値段になってて
01:38いきなり収穫量を上げろって言われても 僕らはもう今が限界の状態でやってる
01:44専門家も現状を危惧しています
01:48やはり高齢化が進む中で 2030年代に国内の生産で供給ができなくなるんじゃないかという
01:56レポートも出てまして 政策課題としても考えなきゃいけないのかなと思いますね
02:01日本の米の未来はどうなってしまうのでしょうか
02:07はい 安くならない 17週連続で値上がりしている米ですが
02:13今日のポイント 最初は米生産者廃業過去最多ということなんですね
02:19統計を取り始めてから去年過去最多ということになりました
02:22まずはこちらです
02:24政府の備蓄米放出に関して改めて見てみると これまで3回入札がされました
02:301回目2回目合わせて21万トン 3回目10万トン
02:353月28日までに落札された備蓄米 21万トンということで
02:39これ落札された段階で政府の備蓄からはいつでも放出できる状態なので
02:45それを放出というのか 落札はされたけれども実際に市場に出回ってなければ
02:49それは放出と言えないのかなかなか定義が難しいところではあるんですが
02:5321万トンという米の量を考えると
02:56大阪府のおよそ半数の人が1年で食べる量に値すると
03:01つまり簡単に言うとたくさん落札はされているし
03:05たくさん放出する準備はできている
03:08ただ1.9%しか流通に乗っていないという
03:12トラック不足 やっぱり新しい流通経路なので
03:15いろいろ今までとは違うトラックだったりとか
03:19その運び方がある そこが追いついてなかったり
03:22あと備蓄米は玄米で流出するので
03:26それを精米しなくちゃいけないんだけど
03:28卸によってはその精米能力がちょっと限界を迎えているとかね
03:33ただこれだけじゃなくて
03:36米を作る側も減っているというのも一つ大きな原因で
03:40米農家の廃業は統計取り始めてから
03:42過去最多2024年42件の米農家が廃業もしくは一時休業などに追い込まれました
03:502023年度見てみると米農家の業績赤字25%ですから
03:554件に1件は赤字なんですよね
03:57日本全国で考えた時に
04:00業績悪化55.2%
04:02皆さんお米作ってらっしゃる方々
04:04日本でお米作ってらっしゃる方々って
04:06大体何歳ぐらいのイメージですか
04:08今の農家さん
04:09ちょっと見てみましょうか
04:10グラフで見ると
04:11おっしゃる通り
04:1270以上も58.9%
04:15だから60以上というところでくくると
04:18およそ9割が60歳以上なんですね
04:20やっぱり農家の高齢化って進んでいる
04:2349歳以下は5.5%
04:26この緑ですね
04:27去年廃業した年代60代以上がおよそ8割だから
04:32もう今後誰が米を作ってくれるんだろうというところに
04:35もう私たち来てしまっている
04:36次世代の担い手不足
04:38若い人が米を作るということを
04:41どう動かしていくのかというところなんです
04:44ただそう簡単な話でもないんですって
04:47それが2つ目のポイントで
04:49米農家つらいよ
04:51一体何がつらいのか
04:53今回話を聞いた
04:55宇都宮大学農学部の松平さんは
04:58松平助教自身が
05:00過去に農業に携わってらっしゃったことがあった
05:03その時にこんなお話があった
05:05役場に相談した時に米はやるなと言われた
05:08自治体職員からやめとけと
05:10米作りは大変だと新規参入してそんな簡単にうまくいかないよと言われたそうなんですね
05:16じゃあ実際米農家何がそんなに大変なのか今回取材をしました
05:20滋賀県の近江八幡市米農家の2代目三宅博夫さんを訪ねました
05:29今うちが米を作作しているのが27ヘクタールです。
05:38甲子園球場およそ7個分という広さ。
05:42この広大な面積で田植えなどの作業を行うとなると、家族総出でも人を雇わざるを得ないといいます。
05:51思っているより重労働なんで意外と続く人が少ないんで、続けてもらおうと思うとやっぱりある程度払わんとやっぱり人は動いてくれないんで。
06:03人件費に加えコロナ明けで高騰したものも。
06:09何もかも高騰してるんですけど、その中でももう機械が2割増しぐらいの値段になってて、でも機械がないと仕事できないんで、それを無理してでも買わなあかんのですけど、僕が今所有しているので1900万円の稲を刈る機械。
06:26そんなにするんですか。
06:27それで2150万って言って値上がりしてるんで。
06:32この広さ分の肥料など、とにかくお金がかかる米作り。
06:381年に1回しか収穫できないため、冬にはキャベツなど他の野菜を育てることで年間の資金繰りをしていて休みはないといいます。
06:48さらに収穫もうまくいくとは限りません。
06:53やっぱり自然のものなので、台風が来るとか異常気象とかには。
06:59夏の台風の時に、花盛りの時に台風が来るとちょっと収穫量が落ちるとか、あとは地球温暖化の影響の干ばつ。
07:11これは自然相手なんで、僕らがどうもできない問題で。
07:17米不足と言われる今の状況を、とても歯がゆく思っているという三宅さん。
07:23僕はまだ53なんですけど僕ら世代もまあまあいるんですけど僕の人もあり上とかも多いですし後期者のいない地域ではそういうのがあると思うんですけどいきなり収穫量を上げろって言われても僕らはもう今が限界の状態でやってる中でこれ以上増やせって言われても無理な問題で。
07:44本当はおいしいお米を大勢の人に食べてもらいたいと話す三宅さん。
07:53ちょっとぐらい米が上がっていただいた方が僕らとしては助かるんですけど、でもやっぱり消費してもらわんと結局意味がないんで、だからもう少しだけ皆さんに我慢していただいてという状況になるのかなと思うんですけど。
08:10はいあのたくさんお金がかかるんですね。やっぱりあの三宅さんの世代で言うと日本の農家のだいたい5.8%。
08:19もっともっと高齢の人たちが大変な状況で頑張っているのが今の日本の米事情ということなんですが。
08:24宇都宮大学農学部の松田谷さんいわくですね。米農家実際経験して感じたのは野菜は頑張ればなんとかなるが水田は機械が絶対必要。
08:33もちろん野菜大変です。なんだけれども野菜に関しては収穫が人ができる反面、米はそうはいかないということで、ある種比喩として野菜も大変なんだけれども、機械が大変なんだということを強調していました。
08:45ちょっと見てみましょうか。どれぐらいお金がかかるのか。これ絶対に必要な農機具を揃えた場合のお金なんですが、トラクターに300万とか、田植え機100万から300万。さっき三宅さんが使っていらっしゃった重機は2000万超えるっておっしゃってましたけど。
09:02やっぱりいろんな種類のもの、機能のものがあるので、価格もここに収まらないものもたくさんあります。
09:09これ基本的には特別なものじゃなくて、米を生産しようと思えば必要なもの。
09:16パッと見る限り一番高いので言うと、例えばコンバインですよね。
09:20コンバインって何する機械かというと、稲の刈り取りと脱穀を同時に行う機械ということで、
09:25昔のように手で買って生産をしているわけじゃないですから、やっぱりこれだけのお金がかかってくる。
09:30数千万円ぐらい、やっぱり初期投資、先行投資でかかるということも言われています。
09:35この間、松原さんに聞くと、やっぱり初期投資がかかる農機具は、買ったら終わりじゃなくて、更新も必要で、燃料代、燃料費、ここ数年1.5倍から2倍ですね。
09:49世界情勢の影響を受けて、他にも水田のための水路管理、苗を育てるためのハウスも必要。
09:55あちこちでコストがかかる一方、米の収穫、1年に1回しかない。
09:59その1回が思うように収穫できなければ、期待するほどのお金が入ってこないということもあるし、
10:06最近は猛暑ですよね。猛暑になると米はもろに影響を受けて、米が濁って、投球が落ちて、また入ってくるお金が少なくなったりと。
10:14だから、例えば若い人に米を作ってほしいという、みんなの思いはあるけれども、なかなか難しい。
10:20そこには大きなハードルがあるようなんですよね。
10:22一方で、お金で解決できるなら、それは仕組みを整えるということはできるわけですよね。
10:29つまり、我々はやっぱり決断しなきゃいけないのは、一時産業を廃れさせていいのかということ。
10:36一時産業がダメな国で、ちゃんとやっている国なんてないですよ。
10:40だから、やっぱり稲作農家がしっかり生きていける制度を作らなきゃいけない。
10:45であれば、2000万、3000万、別に融資する。
10:49あるいは、それなりのものを提供するような仕組みをちゃんと作るということは、私は大事だと思うし、
10:56それによって、我々、みんなこの米問題で一致しているのは、
11:00稲作農家の人たちがやりがいを持って、そしてちゃんとした米を作れるような社会を、我々は望んでいるわけですね。
11:08だったら高いお金払うわけです。
11:10だから、そういうふうにやっぱり切り替えていってほしいですよね。
11:13さっきもありましたけれども、農家さんの年齢でいうと、70歳以上の方が半分以上ですから、
11:19もうこれ、待ったなしというか、時間がとにかくないと思うんですよね。
11:22若い人たちがどんどん入って、魅力を感じるような農業に、やっぱり我々努力しなきゃいけないですよね。
11:29一時産業が強い国というと、例えばヨーロッパではない。
11:32フランスですよ。
11:32フランスは。
11:33それは日本がどんなに頑張ったって、フランスとの間は貿易赤字ですからね。
11:39それはそうですよね。日本はもうワイン買ってなんだか買うわけですから。
11:43やっぱりそれは日本だってそういうふうになることは可能なわけですから。
11:47お米なんて、日本が作れば一番おいしいわけです。
11:50だからそういうふうにやっぱり日本の農業を切り替えていくっていう。
11:53アメリカのお米のレベルも上がっているという話ありますけどね。
11:58だからこそお米って大切、シンボリックな第一次産業なんですけれども、
12:02今回取材に行った川西アナが苦労が絶えない米作り、それでも続けるわけなんですかって聞くとですね、
12:07三宅さんはこれしかできないっていうのが一番だと。
12:10他の選択をして家族を養える自信がないということをおっしゃっていて、
12:13こんなことを言わせていてはいけないんだなと思いますよね。
12:16こういった方々がいらっしゃるからおいしいお米が食べられて、尊いお仕事なわけです。
12:22だけれどもそういうマイナスなことを言わせてしまうような状況に、
12:26今日本の農業というのがなってしまっているという背景もあるのかもしれません。
12:30少しだけ明るい話と言えるかもしれませんが、
12:34常識が覆るほにゃられで作る米がじわりと今広がっているような背景があるんですって。
12:39まず米作りというと、絶対水田が必要ですよね。
12:43田んぼがね、いりますよね。
12:47高額の機械と、中腰になって田植えをするという中小の農家さんもいらっしゃいます。
12:53ただ新たな米作りというのに今注目が集まっているんですが、注目されているんですが、
12:59畑で作る米、聞いたことあります?
13:03私も初めて聞いたんですが、
13:05乾いた田んぼ、寒田で直接種をまく、寒田直飯。
13:10水分どうするんですかですよね。
13:17松平さんに聞くと、日本の田んぼの4割って実は使われていなくて眠っている状態という、
13:22ここももったいないんですけど、
13:24そういう田んぼを畑のようにして使おうという試みがあるということで、
13:28米農家注目、寒田直飯、ちょっと詳しく見てみましょうか。
13:31特殊なカビを付着させた種もみを直接畑にまくという方法。
13:39根を成長させ水や養分を取り込む力を大きくする。
13:43何が大きくするかというと、この特殊なカビが根が長く太く張るようになって、
13:48そこから水田じゃなくても水をしっかり吸い上げる力をこの種もみに与えるんだと。
13:54なので従来の水田は不要なんですって。
13:56他に不要になるものは、例えば用水路とか田植木、種を野菜みたいにまくわけですから。
14:03あと苗を育てる手間というのも省けるので、
14:06田植えにかかる労働時間がまず3割減るということが言われています。
14:09大きいですね。
14:10用水路は大きいですね。
14:11用水路は大きいですよね。
14:13これメーカー曰く、種そのものの数、まく量としては苗よりも多いけれども、
14:19コストは苗とは変わらないということをメーカーは言っているので、
14:23ブレンドされているお米の中に若干入って市場に出回っている可能性はまだあるんですけれども、
14:29代々的にこの寒伝直販がどこで食べられるかというところまではまだ行っていない。
14:33もしかしたらブレンド前にちょっと入っているのが出回っているところはあるかもしれませんが、
14:37味気になりません。
14:39水分足りないんじゃないかと思っちゃいますよね。
14:43実は縄文時代から存在しているやり方ではあるんです。
14:46畑で栽培する米、陸東とかオカボとか昔の言葉で呼ばれていた。
14:49ただ味がいまいち。
14:51だからあんまり広がらなかったんですね。
14:54ただ近年は改良が進んでいて、今では水田の米と変わらないクオリティになっているらしいですよ。
15:02今まだそんなに簡単に私たちが食べられるお米じゃないんだけれども、
15:06今後広がっていく可能性はある。
15:08さらにもう1つメリットもあって、温室効果ガスを減らす効果がある。
15:13水田の場合だと水で濡れた土の中で細菌が枯れた草とかを吸収し分解し、
15:20メタンガスを発生させることにつながっているんですが、
15:23関連直半だとそれを防げるということです。
15:25新たなお米を我々がどう許容するかというのも、
15:29日本の米、農家を守る1つかもしれません。
15:32以上、プレゼンでした。
15:33ご視聴ありがとうございました。

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